陶磁器

人・土・火のフェスティバル！聞慶伝統の陶磁器
聞慶伝統の陶磁器の価値は陶芸家の優れた技法に加え、技法の背景として聞慶陶磁器ならではの特徴といえる歴史性や伝統性で更に高くなるのである。高麗時代の青磁をはじめ李氏朝鮮時代の粉青沙器や白磁を経て現在に至るまで約900年間も続いてきた。同じ地域での陶磁器の生産がここまで長い年月継続される例は韓国では類を見ない。
李氏朝鮮初期の粉青沙器や白磁陶窯址が多く分布されており、聞慶の陶磁器には陶芸家の魂と民族の純粋な心がそのまま映し出されて色彩や象形が美しい。
聞慶の陶磁器は日常生活に使われるように生産されることが多かった。華やかさや技巧よりは実用的なところを重視し素朴で自然なる美が刻まれているのである。
種類としては主に器、平鉢、皿、瓶、祭器などが製作された。
こういった流れは現在に至り華麗に復活し、重要無形文化財や名匠を生むことになる。跡を継いできた陶芸家たちも伝統の生産方式を守っているのである。